先日、駆け足でしたが三菱一号館美術館で開催されている展覧会へ
会期ギリギリにホドラー展に駆けつけて「もっと前に行っていれば、もう1度観に出かけることができたのに」と後悔した教訓をいかし、気になる美術展は早めに訪れる作戦を実行してみました
美術には詳しくないのですが、もともと印象派はストライクゾーンのど真ん中
加えてレトロな建物が好きなので、すっかり満たされてしまいました
今回感じたのは、ルノワールという人は、人物画の背景の色がとても素敵だということ
私が気に入った作品は残念ながら絵葉書にはなっていなかったのですが、どれも人物が背景の色によって際立って見えている気がして、今まで特に好きな画家の中には入っていなかった彼が急に気になる人物に浮上しました
改めて、じっくりと彼の作品群を観てみたいな
今回も目録を買いたくなったのですが、我が家は私のせいで書物が溢れかえっているのでじっと我慢
代わりにポストカードを3枚購入しました
エドゥアール・マネ ≪競馬のレース≫
この絵ののどかな緑色、わたし好みです
ピエール・ボナール ≪革命記念日のパリ、パルマ街≫
こちらはぱきっとした色遣いと、人物の少しぼんやりとした描き方が好き
ベルト・モリゾ ≪窓辺にいる画家の姉≫
こちらは女性画家による作品
19世紀という時代には、まだ女性の画家は珍しかったのではないかな
姉のほうも、子どもが生まれるまでは絵を描いていたのだそう
タイトルに敢えて「画家の」とつけているところから、作者の姉への思いが伝わってくるようで、同じく姉のいる身としてはなかなか考えさせられるものがありました
自分の核となるような幼い時代をともに過ごした者への、特別な思いというか…
そうした気持ちというのは、時代を隔てても変わらないのでしょうね
なんだかしみじみしてしまいました
駆け足だったけれど、素敵なラインナップだったな
真剣にこの美術館の会員になろうかと考えてしまったくらい
きっとスペースが広大すぎないところもよいのだと思います
自分のお気に入りの美術館を見つけて、そこの会員になったりして足しげく通うというのも美術館のよい楽しみ方の1つですよね
なるとしたらどこがいいのかなぁ…
楽しい妄想はつづくのでした
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