この年になっても、初めての体験というのは意外とあるものです
先日、歌舞伎の隈取のお化粧を初体験してきました
江戸東京博物館での大人向けの、無料の講座です
隈取とは、こんなもの
江戸時代からはじまったもので、当時は舞台が薄暗かったこともあり、役の個性を際立たせ、観客の目を引き付けるために生まれたようです
今回挑戦したのは「助六由縁江戸桜」
(すけろくゆかりのえどざくら)という演目で登場する、助六さん
せっかくだから、助六さんの恋人で絶世の美女だった揚巻さんのメイクを衣装付きで体験して、束の間でも美女の気分も味わいたかったのですけどね
ということで、今回のメイクのお手本はこちら
助六さんは若くて色気のある美男子だったということで
「私は美男子、私は美男子…」
「色気、色気…」
と、心の中でぶつぶつ唱えながら挑戦です
こちらがメイク道具
レクチャーを受けながら白塗りをし
朱を入れたりアイラインを入れたり、眉をゼロから描いたり…
で、このようになりました
一応、目だけ隠してみましたが、土台の顔は想像もつかないような仕上がりに
大胆なメイクだったからか、お化粧をしながら気持ちだけはすっかり色男になりました
きっと歌舞伎役者さんたちは、メイクをしながら役の気持ちをつくりあげていくんだろうな
演者さんたちの気持ちが少しだけ、分かったような気がしたのでした
またやりたいな
今回も巻き添えになってくれたお姉ちゃん、どうもありがとう
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